最終更新日:2011年9月28日  特産館いずみ・メモ帳

特産館いずみ〜山門ぶどう園の出水市紹介

 特産館いずみは、鹿児島県出水市の国道328号線沿いに2006年2月にオープンした農産物直売所で、 出水市内の農家、専業農家だけでなく、兼業農家、高齢者の方々が生産した野菜、 果物、花、苗、農産加工品、惣菜などを委託販売してます。
 出水市内の農家のために国の補助事業で建設されて、 2006年の2月にオープンしました。 出水市内の認定農業者39人が10万円づつ出資して設立した 有限会社アグリ出水が運営してます。 認定農業者ってのは、...うまいこと説明できそうにないので、 Yahoo!などで検索して下さい。 この「国の補助事業」ってこともありまして、 今のところは農産物の販売を中心にしなければいけないらしいんですけど、 将来的には、もっといろんなものを販売できるようになれば、 お土産買いに、観光目的で来られた人にも、 もっと興味を持ってもらえる施設になるかもしれません。
特産館いずみ全景 特産館いずみ全景
 「特産館いずみで、ブドウ売ってあるのを見て来ました。 巨峰が無くなったら、ぶどうの季節は終わりだと思ってました。」 って言いながら、10月に、ぶどう園までセキレイを買いに来られたお客さんに聞いた感触では、 「買い物に来てるお客さん多いよ。」って、 今(2006年秋)の特産館の評判は上々のようです。 オープンの頃は、「野菜を安くで買える。」、 「観光地のお土産店みたいに、なんでも売ってる。」、 などの期待をかけて来られた人など、期待外れと評された人も多かったみたいですけど、 今は、野菜を買う、惣菜などを買うって目的で来られる地元の人には、 評判が良いみたいです。

特産館いずみプチ情報・お知らせ  (最終更新日:2010年12月14日)   メモ帳バックナンバー
 特産館いずみでは、 12月11日(土曜日)に、毎年恒例の「年の瀬感謝祭」が開催されました。 我が家も、ボチボチと忙しくて、ゆっくりと見学、買いものには行けなかったんですけど、 追加注文を持って行った父母の話では、感謝祭の土曜日も、次の日(日曜日)も、 お客さんが多くてすごかった、ごったがえしてた、らしいです。
 後日、納品に行ったときに聞きかじった話なんで、具体的な数字は分かりませんが、 何がすごかったって、箱詰されたミカンの地方発送です。 今年は、ミカンが少なくて、知り合いのミカン屋さんから買おうとしても、 値段が高いのにミカンが足りないって状態で、なかなか手に入らなくて、 そんなときにこの感謝祭では、ミカン農家さん達が直接注文を受けて地方発送されたので、 御歳暮用に注文される方が多かったようです。 日曜日に持って来られた分では足りなかったみたいで、 月曜日に朝にも、「注文分」ってことで、箱詰されたミカンが積みあげられてました。
 ミカン売り場には、ハウスしらぬひ、スイートスプリング、ハウス河内晩柑、 早香、はやか、はるか、ボンタン、シークワァーサー、ライム、レモン、 種類が増えてきて、数も増えてきて、袋詰めしたみかんや試食がたくさん並んでます。 みかんに混じってる赤いのは、ドラゴンフルーツです。
特産館いずみ 2010年12月4日 特産館いずみ 2010年12月4日
特産館いずみ 2010年12月4日 特産館いずみ 2010年12月4日

 12月11日の「年の瀬感謝祭」のチラシに、年末年始の営業時間が書いてありました。
   通常営業時間     午前9時〜午後6時
   年末年始の営業時間
       12月31日 午前9時〜午後3時
        1月 1日 休み
        1月 2日 通常営業

野菜
 初めて直売する、初めて自分で値段を決めるって人は、 いくら位にしたら良いのか、皆目見当付かないって人もいるので、 「市内のスーパーの平常価格を参考にして、 10円〜20円くらい安く設定するのが目安です。」 くらいの説明が、出荷申し込み書に書いてありました。 だから、スーパーの特売日の価格など、過度に安い値段と比べてしまうと、 高いと思われることもあるかと思いますが、 ふつうに買い物できる価格にはなってるんじゃないでしょうか。 出荷する生産者は、販売価格から、販売手数料を差し引かれますし、 家庭菜園みたいなとこで出来た野菜だとしても、 それなりに経費はかかってるハズですし、 そんなのを計算して、利益ができるような値段になってるんだろうと思います。 ...そうでした、内税表示ですから、 専業農家、消費税課税事業者は、そっから消費税も納めなければなりませんのでした。
 料理しないもんですから、 ぶどう以外の野菜、果物の値段には、 あんまり興味持ったことなくて、 どのくらいの値段が「高い!」、「安い!」、 「ふつう」って判断されるのか分かりませんが...。

 このページの最後のあたり、「出荷者募集」のとこにも書いてるんですけど、 農作物を特産館が仕入れて販売してるわけじゃなくて、 農家に委託されて販売する形をとってまして、 賞味期限を過ぎたもの、鮮度が落ちたもは、 生産者が自分で処分する、持ち帰ることになってます。
 ですから、葉物野菜などは、毎日入れ替えないと萎れてしまいますから、 朝、開店前に納品して、夕方、閉店後に残ってれば取りに行く、 ってのを毎日のように繰り返すことになります。 納品する農家にとっては、けっこう厳しいシステムで、 今まで市場出荷だけで、直売の経験のない農家には、 「時間ばかりとられる。」って、あんまり評判良くないようですけど、 買う立場の人にとっては、ありがたいシステムだと思います。
野菜売場 野菜売場
野菜売場 野菜売場
 営業開始時刻の9時頃に行くと、 個人のお客さんに混じって、お店の制服を着た人達がいらっしゃるので、 弁当や惣菜を納品に来られてるんだろうと思ってましたら、 野菜を買ってらっしゃる、仕入れに来られてるみたいです。 これまでスーパーで仕入れされてて、 より新鮮な物をと思って、ここに仕入れに来られるのか、 それとも、近くにある青果市場の値段と比較して買われるのか、 分かりませんが、 とにかく、毎朝のように買ってかれるようです。
桃太郎トマト 2007年2月1日 サラ玉貴錦 2007年2月1日


 値段の参考として、今日(2006年11月6日)撮って来て写真では、 キュウリが3本で100円、 ネギが数本(1束)で90円、 インゲン..?が一袋で100円、ってとこでした。 無駄のないように、新鮮なうちに食べきれるくらいの量が入れてあります。 値段は、ちょこちょこ変わるのかな...?。 値段変えるには、バーコードシールを作りなおさなならんし、 面倒だと思うんですよね。 値段そのままで、量を変えるのかな...?。 両方あると思いますから、ちゃんと値段を見てから買って下さい。
キュウリ ネギ

 今年(2007年11月)、気になってるのは、生椎茸と銀杏です。
 生椎茸は、袋に2つ入りで100円だったと思うんですけど、 台車に乗せて、たくさん持って来て並べてる人がいたので、 「こんなに売れるんだろうか...?。」って思って見てたら、 昼過ぎとか、午後3時頃とか、追加のぶどうを持って行くときには、 ほとんど無くなっていたのです。 NHKのお昼の番組で、椎茸栽培を紹介してるのを見た頃だったんで、 ひじょーに気になりました。
 銀杏は、最近、お茶の時間に、よく出てきます。 焼いて食べたら美味しい、秋っぽいんでしょうけど、 ちょっと面倒なので、塩茹でしただけでも、けっこう美味しいです。 同じ塩茹でなら、枝豆も売ってあったなー、って思ってるとこです。
椎茸 銀杏


果物売場
 果物売場は、広いスペースをとってあって、 季節ごと、いろんな種類のミカンでいっぱいです。 出水市は、ミカン農家が多くて、 運営会社のアグリ出水に出資してるミカン農家も多くて、 必然的に、この特産館にも、たくさんのミカン農家が出品してるのです。

 同じ巨峰という品種のぶどうでも、ぶどう園さんによって、 土が違ったり、肥料設計が違ったり、ビニールハウスなどの施設が違ったりすると、 粒の大きさ、房の大きさ、甘みと酸味のバランスなど、 まったく違う味わいの巨峰になります。 それと同じように、同じ品種のミカンでも、 生産するミカン園によって違うものです。 味わいは、説明聞いたり、眺めたりしてるだけでは分かりませんから、 お好みのミカンを買ってもらおうと、 それぞれのミカン園さんが試食を準備されてます。 気に入ったものがあれば、 バーコードシールに、生産者の名前も書いてありますから、 リピーターのときは、生産者で選んでも良いです。 まあ、生産者が同じでも、時期によって味が変わってくると思いますから、 お好みの味に出会われるまで、何度か試されたら如何ですかね。
ミカン ミカン
 土曜日、日曜日には、 ミカン農家の小学生くらいの子供達も、袋詰め、箱詰めされたミカンを抱えて、 家族総出で納品に来られてました。 僕らが子供の頃に、まだ市場出荷をしてた頃に、 深夜の市場について行って、 箱詰め、パック詰めしたぶどうを並べてたのを思い出します。
 値段は、と言われると、 今日(2006年11月6日)見たとこでは、極早生ミカン、早生ミカンだと思うんですけど、 1袋で250円ってのが多いようです。 1袋あたりの重さは、何キロなのかな...?。 ミカン農家によって違うのか、 みんな同じ重さにしてあるのか、分かりません。 売場で実物を見て下さい。

 果物売場も、季節が変われば、置いてあるものも変わります。 これは、2006年2月1日に撮ってきたものです。 全体的に、雑柑類が増えてて、 ボンタンが、どどーんと積み上げられてて、 棚の上には、パッションフルーツ、金柑も置いてありました。
ミカン 2007年2月1日 ミカン 2007年2月1日
 それと、2006年2月1日には、ミカン売場とは、ちょっと離れてますけど、 イチゴも置いてありました。 「あ、今日はイチゴがある。」って、 お客さんの声が聞こえてきましたから、 多分、収穫日の都合か何かで、毎日置いてあるってわけではないのでしょう。
苺 2007年2月1日

 今年(2007年10月)、ぶどうの隣りに並べられてるのは、 イチヂク、ドラゴンフルーツ、 そして、何回か、柿やアケビも並んだことがありました。 このドラゴンフルーツ、僕自身が食べたことがないもんですから、 最初に見たときには、 「誰が食べるんだろう...?。」って思ったんですけど、 いつの間にか数が減ってますから、 ちゃんと売れてるみたいです。 小さいのは、300円、400円ですけど、 大きくてセロハンに入ってるのは、900円とか書いてあるものも...。
ドラゴンフルーツ 2007/11/07 ドラゴンフルーツ 2007/11/07


 10月から飛来里出水市ツル観察センターに納品してる 家庭用袋入りと同じものを納品してます。 オヤツとして食べるのに良いくらいの少量パッケージですけど、 ちょっとした手土産としても買って行かれるみたいで、 値段の書かれたバーコードシールは、 「剥ぎ易いように貼ってください。」って言われてます。
 パッケージの中には、 ホームページアドレスと品種の説明を書いたパンフレットも入れてあります。 夏の御中元時期に買いに来られたことのない人には、 山門ぶどう園の存在を知ってもらいたいですし、 夏の常連さんにも、秋冬にもぶどうがあるってことを、 「ツルが飛来してくる時期にも葡萄があります。」ってことを、 宣伝しようと思ってます。

 巨峰の時期は、他のぶどう園さんが納品してらっしゃったのですが、 9月の終わり頃には、「今年の収穫は終了しました。」ってことで、 出水市特産品協会の会長さんが誘いに来られましたので、 お願いすることにしました。 10月は、ぶどう園まで買いに来られるお客さんもいらっしゃいますし、 スーパーにもぶどうが並んでたりして、 まだまだ珍しいって時期でもありませんし、 近くなので、無くなったって連絡受けたら、すぐに持って行けますから、 ほんの少しづつ持って行ってます。
袋入り パック入り
 セキレイとロザリオは、果物ではあるんですけど、 この時期の果物売場には、空きスペースが無かったものですから、 お店の入口近く、野菜売場の一画に置いてあります。
 販売金額から15%の手数料が差し引かれますから、 ぶどう園での直売だけのつもりで価格設定して、 肥料、人件費などの経費の予算を積ってる専業農家といたしましては、 特産館の売り上げで利益を期待するのは無理があるのです。 でも、売り上げ以上の効果があります。 御中元など、巨峰の時期の常連さんは多いんですけど、 秋冬のセキレイとロザリオの存在は、まだまだ知れ渡ってませんから、 「特産館で見てきました。」、「まだぶどうがあったんですねえ。」って、 秋冬には来られなかったお客さんが、思い出して来てくださいます。 このまま、「お歳暮の時期まである」って、口コミで知れ渡ることを期待してます。 そーすれば、12月の新聞折込チラシの経費をカットできます。

 野菜やミカンが、どんな売れ方するのか知りませんけど、 ぶどうは、毎日毎日、平日、土日の関係無しに、平均した売れ方してます。 特産館の売上は、土曜日、日曜日が多くなるらしいんです。 お客さんが多くて、レジに人が並んでるんで、ぶどうも、 いつもより売れるかな、畑から採って来て準備しといた方が良いかな、 って迷ってたんですけど、 ぶどうの売れ行きは、あんまり平日と変わりませんでした。 人気なくなったのかな〜って思ってたら、 次の月曜日からの平日は、ちゃんと平均して売れてるのです。 だから、日曜日の売上が少ないと考えるのか、 平日の売上が日曜日並みに多いと考えたら良いのか、 よー分かりませんが、 とにかく、予定が立てやすくて助かります。
 1日分を持って行くと、 その後は、肥料撒きなど畑仕事してるときもあるんですけど、 11月になってからは、ツル観察センターからの帰りの観光バスが、 たまーに寄るようになったみたいで、 急に「売り切れました。」って連絡が来るときもあります。


弁当・惣菜売場
 この写真を撮りに行ったのは、12時前くらいでしたから、 一番人が集まってたのは惣菜、弁当売場でした。 写真に人が入らないように、デジカメ構えて待ってる時間が長かったんで、 お店の人にも、お客さん達にも、不振な目で見られてるような気がしてました。
 お昼ごはんのお弁当需要かなと思うんですけど、 サラリーマンとかじゃなくて、お子様連れ、主婦の方々とか、そんな感じなんです。 納品してるのが会社なのか団体さんなのかお店なのか分かりませんけど、 ...調査中、 残り少なくなってました。 フライ、天ぷら、サンドイッチ、煮卵、などです。 稲刈り、運動会当日の朝は、 たーくさん並べられてたらしいです。
弁当・惣菜 弁当・惣菜

 残り少ない状態では、どんなのが出されてるのか分かりにくかったので、 後日行ったときに、もう一度デジカメで撮って来ました。
 右側の写真にあるのは、梅酢みそ(左端、100円)、 ホルモン炒め(左上の丸いやつ、300円)、 ひじき(黒いの、150円)、鶏唐揚(300円)、 チャプチュ?(八宝菜、300円)、です。
弁当・惣菜 弁当・惣菜

 ついでに、左下の写真にあるのは、 たまご屋さんの田舎煮しめ(左端、480円、 自分で買ったことはないんですけど、 手土産みたいにして持って来て下さる人が多いです。)、 たっぷりたまごサンド(180円)、 たいやき(250円)、 煮しめ(250円)、 ジャンボいなり(210円)、 助六(太巻き+いなり、210円)、 お好み焼き(300円)、 チキンカツ(300円)、 ソバロール(白いやつ、300円)、 からあげ(300円)、 酢鶏(270円)、ってとこです。
 右下の写真の弁当類は、 ウィンナー、ハンバーグらしきものが入ってる弁当(400円)、 真ん中あたりの梅干の入った弁当(420円)、 巻き寿司とイナリ寿司の入った弁当(550円)、 右端の梅干の入った弁当(500円)、 巻き寿司のみ(290円)、ってとこです。 惣菜の生産者欄には、個人名もありますけど、 お弁当は、個人でやってそうな手作りお弁当屋さんとか、 会社としてやってるお弁当屋さんとか、です。
弁当・惣菜 弁当・惣菜


お花売り場
 野菜と比べると、ちょっと値段が高いような気がしますけど、 この花、切花は、利用するお客さんが多いような気がしてます。 「蘭は、買うときには、値段が高いように思えるかもしれませんけど、 日持ちするから、取り替える回数が少なくすむんで、 コストパフォーマンスで考えたら、 他の切花を買うよりも安いんですよ。」 って、華道家の假屋崎省吾(かりやざき しょうご)さんが、 テレビのトーク番組で言ってらしたように思うんですけど、 実際、そうなんでしょう、 ごそっと買ってく人は居ないですけど、 シンピジュームを、1本、2本って買ってく人は、けっこういます。
花売場

花売場 花売場 花売場 花売場 花売場 花売場 花売場

 ちょっと珍しいな、面白いなって思ったのが、この「花パイン」って書いてある花です。 食べれるのかな...?。...まさかね。 生産者の欄を見ると、 果物売り場に、ドラゴンフルーツ、イチヂク、アケビなんかを出荷してる方のようです。 (2007年11月)
花パイン 花パイン


休憩スペース
 お茶売場のそばには、テーブルと椅子が置いてあって、 休憩できるスペースがあります。  出水市近辺の観光地図、温泉地図、観光案内、季節ごとの花情報、宿泊施設など、 観光案内のパンフレットが置いてあります。 椅子に座ってても、「どーぞ」って、お茶が出てくる、 ってことはないと思いますけど、 お茶サーバーと湯のみ茶碗が置いてあって、 自分達で自由に飲んで良いみたいです。 なんたって、お茶売場のすぐ傍ですしね。
 売場のすぐ横なもんですから、人通りが多いもんですから、 さすがに、お店で買った弁当などを食べてらっしゃる、 って人は見かけませんでした。 お弁当食べるなら、お店の外にベンチがあったような気がします。
 ...何回も通ってると、お弁当食べてる人を見かけることがあったんです。 1月になって、葡萄を納品しなくなってから、ふつーに買い物に行ったときに。 お店の外にも、ビニールで囲って、机と椅子と置いてあるんですけど、 なんたって冬ですからね、外で食べるには寒かったんでしょう。 よく見ると、写真の右端に、電子レンジも写ってました。 お弁当を温めるために置いてあったんです。
お茶休憩スペース
 特産館いずみ野菜部会では、栽培技術の勉強会ってのが開催されてるようで、 そのときの資料が置いてあります。 出荷協議会の農家のためにおいてあるのか、 一般のお客さんも持って行って良いのか分かりませんけど、 とりあえず、自由に持って帰ってきました。 スナップえんどう、たまねぎ、だいこん、 キャベツ、秋かぼちゃ、ブロッコリー、はくさいの 栽培暦が書いてあります。 栽培暦ってのは、いつごろに肥料をやって、種をまいて、薬剤散布して、収穫して、 ってのを暦のように書いてあるものです。

トイレ
 トイレの表示板です。 男性用、女性用の表示されたトイレの他に、 この二つの表示板の付いたトイレがあります。 老人医療施設の職員さん達が、 デイサービス利用のおばあちゃん達のお昼御飯の店を決めるときは、 料理が美味しいかどうかも判断基準ですけど、 それ以上に、利用しやすいトイレ、洋式トイレがあるかどうかは、 かなり重要なポイントのようです。 初めて来られる施設の職員さんは、必ず確認されます。
 ウチにぶどう狩りに来られた水俣、葦北の施設の方々も、 特産館に寄り道して帰られるような話をされてるとこもありました。 雨に濡れずにバスから降りれるか、バスに乗りれるかってのと、 トイレの問題が最初にきます。
トイレ表示 トイレ表示


出荷者募集
 特産館いずみでは、専業農家だけではなく、 兼業農家、高齢者の方々など、 幅広い農作物や農産加工品の出荷を募集してます。 出水市内にお住まいの人なら、誰でも出荷できます。 このページを読んで、買いに行ってみようかって思われた人の中には、 自分も出荷してみたいって思われた方もいらっしゃるかもしれません。 出荷要領を少しだけ紹介します。
調味料類 手作りパン
卵 手芸
 まずは、特産館いずみに来て、 スタッフに、「出荷したい」って話をしてみて下さい。
 特産館いずみに出荷するには、出荷協議会への加入が必要です。 特産館いずみの事務所で、入会金と年会費を納入し、 出荷品目と価格を書いた出荷登録申請書と、 委託販売契約書を特産館いずみに提出すれば、 出荷協議会への加入が完了します。 入会した日から出荷できます。 2006年10月現在で、 特産館いずみ出荷協議会に入会してる会員数は、 240人(団体)を超えてます。

 出荷するときには、午前8時から9時までの間に、 生産者名、商品名、値段などの書かれたバーコードを発行してもらって、 商品に1枚づつ貼り付けて、 店長さん、販売員さんの品質検査、検品を受けてから、 支持された売場に並べます。 後は、売れるのを待てば良いだけなんですけど、 日持ちしない商品の残品は、翌日の開店時間前に、 持ち帰らなければなりません。 また、少々日持ちする商品でも、品質、鮮度が落ちたものが陳列棚にあれば、 販売員さんが、お店の外の返品棚に移動させますから、 持ち帰らなければなりません。 当然のことながら、生産者が持ち帰ったものは、レジを通過してませんから、 販売代金にはカウントされません。 だから、まあ、最初は少しづつ出荷して、 曜日ごとの売れ行きに合わせて、増やすなり減らすなり、調整することになります。

 販売代金は、月に2回、15日と月末に締めて、 期間中の販売代金の合計から、 販売手数料とバーコード代(1円/1枚)を差し引いた金額が、 出荷者の農協口座に振り込まれます。 農協さんが協力してんのか、アグリ出水さんが負担してんのか分かりませんが、 振込手数料は引かれてませんでした。 ...良かった^^。
 2008年9月から、市内認定農業者及び個人の一般出荷手数料は、15%に引き下げられました。 他の区分の手数料も、同様に引き下げられましたけど、 「惣菜部門については、出水市内の個人、団体、その他、全て18%」などの但し書きもありますから、 正確なところは、アグリ出水さんにお尋ねください。

   市内認定農業者
及び個人
市内団体
加工グループ
生産グループ
市内業者、農協、
組合、商店
市外認定農業者
及び個人
市外団体
加工グループ
生産グループ
市外業者、農協、
組合、商店
入会金 2,000円 5,000円 10,000円 5,000円 10,000円 10,000円
年会費 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円
一般
出荷手数料
15% 15% 20% 18% 25% 25%
保冷庫使用
出荷手数料
17% 17% 22% 23% 30% 30%

 商品を納品するのは、旧出水市の農家、農産加工グループがほとんどで、 補助金の申請理由のためなのか、 しばらくは、旧出水市の農家を優先してるようです。

 観光目的で立ち寄られても、 今のところは、見る、遊ぶなんて施設じゃあないですし、 オープンのときに新聞に書かれてた建設費が高額だったこともあって、 期待が多きすぎるみたいで、 ネット上では、なんとなく評判が良くないみたいです。 確かに、出水市の観光を担う施設として期待されると、 今のところ、どうかとは思いますけど、 野菜や惣菜を買うって目的で来られる地元の方々には、 評判上々、だんだん良くなってきて、広まってるみたいです。

 株主ではないもんですから、詳しいことは分からないんですけど、 2006年の出荷協議会の総会ってのに出席したときの説明では、 一日のレジ通過人数は、400人〜500人くらい、 30万円〜40万円くらいの売り上げがあるらしいです。 100円、200円の野菜が中心ですから、 かなりの数が売れてることになります。 回転が速い、つまり新鮮ってことだと思います。 実際、開店から8ヶ月くらいで1億円の売り上げがあったらしいですから、 割り算すると、そのくらいになります。 開店当時の新聞記事で、「年間6000万円の売り上げを見込む」 とか書いてあったように思いますから、 予想以上の売り上げです。

 近所に、運営会社の役員みたいなことしてる株主さんがいるんですが、 以前は、「こげんたかいに物産館つくって、誰が買けくっとよ。」 くらいの調子だったらしいんですけど、 今は、専業農家としてJAなどに出荷するために作ってる野菜を、 少しづつ物産館にも出荷してるのは勿論ですけど、 その他にも、自分とこで食べる程度に作ってる野菜、 食べきれない野菜も出荷してるみたいで、 「いちどに食べきいくらいの量を入れて置いとけば、売るったっでや。 誰が買け来ったいろ知らんどん、 無くなっとっで、誰か買て帰っとっとじゃろねえ。」 というご意見になってます。 そして、ツル観察センターがオープンしてからは、 「たまにゃバスが来うごとなってよ、 こげんたかいで、なにょ買うて帰えいやっあろかいと思うたっどん、 なんかかんか買うて帰えいやったっでや。」だそうです。
 曰く、「キュウリは3本入れて100円くらいが、ちょーどじゃ。 100円で、そい以上入れとっても、どうせ食べきれんじん、 腐らくうだけで、もったいなか。」だそうです。 そして、キュウリの市場相場が変わってくると、 5本入りで100円って袋入りも出してはいるんですけど、 もったいなか精神で、無駄のないようにって、 1本で20円のバラ売り(写真の右端、売り切れ寸前でした。)も始めてます。 ええ、口はともかく、なかなか熱心なんですよ。
ミニトマトとキュウリ

 2006年10月には、10万人突破イベントがあったんですけど、 それ以降、駐車場に止まってる車の台数が増えましたし、 着実に、お客さんが増えてるみたいです。 その証拠に、というか、その効果として、 オープン当初の手数料は、20%だと聞いてたんですけど、 予想よりも売れ行き好調だっために、手数料収入が多かったらしくて、 販売員さん達の給料などの経費を差し引いた残りがあったらしくて、 出荷してた人達に、2%還元されたらしいです。 聞いた話ばかり書いてますけど、 実際、今(2006年10月)現在、一般個人が納品したものの手数料は、 18%に減額されてるのです。

 2007年11月も、手数料18%は変わらないんですけど、 3月末くらいだったか、売上好調で利益が多かったみたいで、 売上の3%づつ、還元というか、JAの通帳に振り込まれてました。 さらにお客さんが増えてるらしくて、 今(2007年10月)は、平日でも600人〜700人くらい、 レジ通過人数、お客さんがあるみたいです。

 2008年9月には、市内認定農業者と個人の一般出荷手数料が15%に引き下げられました。 昨年の今頃と比べると、またまたお客さんが増えてるらしくて、 平日でも850人くらい、レジ通過人数、お客さんがあるらしいです。 お客さんが増えても売り場面積は変わらないものですから、 商品棚を置いて、立体的に並べたり、 品薄になったときは、生産者に電話して持ってきてもらうことで対応されてるようです。 今年の冬か来年には、今の建物とは別に休憩所棟を建てて、 今の休憩スペースにも商品を置けるように、改装を計画中のようです。

老眼鏡
 昨年までは、置いて無かったと思うんですけど、 今年(2007年10月)は、老眼鏡が、あっちこっちに置いてあります。 商品にバーコード付きの値札が貼り付けてあるだけで、 他には値段が書いてないですし、 生産者の名前も読めるようにって、老眼鏡が置いてあります。 それに、珍しい農産物の傍らには、 生産者紹介、栄養素、食べ方紹介のような説明書もおいてあるので、 それも読めるようにって考えられたみたいです。
老眼鏡



問い合わせ先

     出水市農畜産物直売所「特産館いずみ」
      (有限会社アグリ出水)
住所   鹿児島県出水市下知識町479番地 (国道328号線沿い)
URL   http://tokusankanizumi.com/
電話番号 0996−62−1888
FAX番号 0996−62−3033
駐車場  100台(...くらいだと思いますが、ただ今調査中です。)
駐車場代 無料
定休日  年中無休
営業時間 9:00〜18:00
特産館いずみ地図


ホームページの作者

作者   山門洋(やまかど ひろし)@山門ぶどう園
住所   鹿児島県出水市下知識町1116番地
URL    http://www2.synapse.ne.jp/roshiroshi/

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