ロザリオ同様、人によって好き嫌いがあるようで、甘いもの好きの地元では、
巨峰の方が人気あるのですが、ほんとに少ししか作ってないので、
好きな人は、手に入れるのが大変のようです。
が、しかし、作る方はもっともっと大変です。皮が薄くて、なんだか、
とってもデリケートな葡萄のようで、熟期を向かえた実に雨が当たると、
すぐに裂果してしまう、皮が溶けて腐れてしまう、というしろものなのです。
ビニールハウスや透明なテラスで、雨が直接当たらないようにしてても、
湿気が多いだけで裂果してしまうという、やっかいですねぇ。
山門ぶどう園では、透明なテラスの下でリザマート作ってるんですが、
そこは、駐車場も兼ねてます。
で、リザマートの収穫時期は、
「湿気でリザマートが劣化する。」ということで、
早いとこリザマートを売ってしまわないと、
ボクの車は、洗車してもらえずに、汚れたままになってしまうのです。
皮が薄くて剥けないので、皮ごと食べてしまうという珍しさと、 うす味と、希少価値で人気あるのですが、やはり覚えにくい名前のようで、 テラスの下を駐車場にして、そこに植えてあるので、 「駐車場に植えてある皮ごと食べるやつ」とか、 「ソ連原産で・・・」と書いた看板を掛けといたので、 「ソ連の葡萄」とか呼ばれてます。 もう、ソ連も無いんですけどね。
これまでのお客様の話を聞いてると、 年々人気が出てくるような気がするんですよね。 特に今年は、「山梨の近くに住んでる親戚に送りたい。」とか、 葡萄の名産地の近くの人に送りたいというお客様が多いようです。 名産地でも、あんまり栽培してないのでしょう。多分。 でも、デリケートな葡萄なので、あんまり送りたくないんですよね。 実際に買いに来て、食べて欲しいんですよ。
もし、あなたの家にリザマートが送ってきたときは、 洗わずに冷やして、食べる直前に洗うようにして下さい。 他の葡萄も、そうした方が良いと思いますけど、 リザは(スナックのママさんは、こう呼んでます。)、 特に水に弱いので。