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今日は、西出水小学校の招待給食にお呼ばれしてましたので、行って来ました。
1月24日が学校給食記念日で、その日をはさんだ週を学校給食週間とされてて、
「鹿児島を丸ごと味わう学校給食」を実施されてます。
その一環として、物資納入契約業者、地場産物生産者を招待して、
給食試食会だったのです。
昨年12月に、招待状ってのが送られて来てまして、
僕には子供いませんし、近所の子供達と遊ぶってこともないもんですから、
子供に慣れてなくて、喋り方も分からず、
「一緒に給食だなんて、どうしたもんだろう。」って迷っていたのですが、
栄養士さんも、「是非」って言われるものですから、一応、申し込みしてたのでした。
申し込みしたは良いけど、「どうしよ..?」って、ずーっと気になってまして、
1週間くらい前から、かなりドキドキしてました。
集合場所の家庭科室に行ったら、他にも業者さん達がいらしてて、
みなさん、かなり緊張された様子で、
「緊張してるのは僕だけじゃあないんだ...。」って、ちょっとホッとしました。
でも、1食分の給食費として、215円支払って、
校長先生、栄養士さんの話を聞いてから、
生徒さん達が迎えに来るのを待ってるときは、やっぱりドキドキでした。
最近の給食って、見たことあります...?、食べたことあります..?。
お子様のいらっしゃる方は、給食の試食会なんてのもあるみたいですし、
僕よりは、給食に慣れてると思いますけど、
僕は、小学校6年生のとき以来の給食でしたから、
懐かしいやら、全然違ってて驚くやら、でした。
今日の献立は、古代赤飯、鶏の旨煮、七福なます、きんかん、牛乳、でした。
僕が小学生の頃は、ご飯給食もありましたけど、まだ始まったばかりの頃で、
五目御飯みたいなのを、箸じゃなくて、先っぽに穴があいたスプーンで食べてた記憶なんですけど、
今日は、しっかりと箸でした。
食器も、金属製じゃなくて、プラスチックというか、
家でも使ってそうな器でした。
僕が呼ばれて教室に入って行ったときには、
ぐる〜っと円く机が並べられてて、配膳は終わってましたから、
生徒さん達と「こんにちは」って挨拶して、
みんなで、手を合わせて、「いただきます。」って言って、
すぐに食べ始めたんです。
「良かった〜。」って安心しましたよ。
だって、行く前の想像としては、何か挨拶みたいな言葉を、
「苦労してぶどうを作ってるから、残さず食べてね。」とか、
そんな話をしなきゃあイカンのだろうかと、
恐々としてましたから、そのまま食事になって、ありがたかったです。
すぐに食べ始めた生徒さんもいたんですけど、
すぐに立ち上がった生徒さんも多くて、
「何だ...?。」って眺めてましたら、ご飯や、旨煮やら、おかわりするんです。
まだ食べてないですから、「おかわり」って言い方は正しくありませんね、
追加...?、とにかく、せっかく作ってもらった給食を残さないようにってことなのか、
元気な子達は、さっさと自分の器に注ぎ足してから、食べ初めてました。
食べ終わった子達も、またおかわりしてましたし、
先生も、おかわりしてました。
僕にも、先生が勧めて下さいましたから、
プチプチした美味しい赤飯だったんで、おかわりしようかとも思ったのですが、
元気な子供達がご飯のとこに並んでましたので、遠慮しときました。
ちょっと残念。
薄味ですけど、美味しい、何でも入ってて健康に良さそうな、そんな食事でした。
最初の説明のときに、資料として、一ヶ月の献立表ってをいただいたんですけど、
パンプキンポタージュとか、ミネストローネとか、
きのこスパゲッティーとか、ほうれん草のソテーとか、書いてあるんです。
ミネストローネですよ、ミネストローネ。
僕が始めて食べたのは、たぶん、社会人になってからですよ。
モスバーガーに入ったときに、メニュー見て、「これは何だろう」って思ってて、
他の人が実際に食べてるのを見て、じゃあ僕もってな感じで食べたのが最初でした。
それを、今の子達は、小学校の給食で食べているのです。
2001年の10月に、西出水小学校のホームページを見て、給食用のぶどうについて書いたことがりましたが、
あのときの献立表には、「ナン」とかも書いてありましたし、
最近は、世間にある食べ物は、なんでも給食になるんですねえ。
で、下の写真は、ほとんどの子達が食べ終わったかなあ〜、って頃なんです。
それぞれ自分の食器を仕分けして積み重ねて、その後、何してんのかな〜って思ってましたら、
先生も一緒になって、みんなで自分の牛乳パックを分解してるのです。
で、お盆と牛乳パックを持って、廊下に出て行って、
教室に帰って来るときには、お盆だけを持って、お盆を拭きながら帰って来るのです。
牛乳パックは...?って見に行ったら、
歯磨きしてる子達の横、水道のとこに、牛乳パックを水切りする入れ物が置いてあって、
綺麗に水洗いされた牛乳パックが並べられてました。
僕が帰る頃には、給食当番の子達が、食べ終わった食器と一緒に運んで行くとこでした。
食べ始める前に、「牛乳パックがあるけど、ストローがないなあ」って、
ちょこっとストローを探してから、周りを見ると、
みんな、パックの上の部分を開けて、そのまま飲んでました。
いつも家で飲んでる牛乳は、1リットルサイズのパックですから、
そのまま飲むってことはなくて、カップに注いで飲みますから、
ストローを意識したことはないんですけど、
このサイズのパック入りの飲み物って、だいたいストローが付属してて、
差込口に挿して飲むのが当たり前になってました。
必要ないっちゃあ必要ない物ですもんねえ。
環境のこともありますし、1食分の給食費200円前後って予算のこともありますし、ねえ。
教室に入る前は、かなり緊張してました。
たぶん、夏のテレビの取材のときよりも緊張してました。
でも、想像してたような挨拶もありませんでしたし、
懐かしい給食を食べて、元気よく食べる子供達の様子を見れて、
楽しく過ごせました。
自分とこのぶどうが給食に出されたとき、
どんな感じで食べるのかな〜って、ちょっと見てみたいような気もしましたが、
収穫時期に、そんな余裕があるってのは、非常に困った状態ですからね、
喜んで食べてくれてると信じて、頑張って作りましょう。
慣れてないからでしょうねえ、子供達同士が本気で喋り合うと、
言葉のスピードが速くてなのか、声が高いからなのか、何を言ってんだか聞き取れませんでした。
金柑を食べてるときに、皮に近い部分は甘いんですけど、
中は酸っぱいもんですからね、何か騒いでたようなんですけど、
「食べないと昼休み無し」とか、そんな話だったのか...。
とりあえず、「おじさん」とか言われずに、
みんな「山門さん」って呼んで話しかけてくれてたので、テンション下がらずに良かったです。
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