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周りの田圃では、稲の穂が垂れ下がってきてます。
そして、田圃の畦道では、彼岸花が咲いてます。
十五夜のお月見用のススキは、毎年、集落の子供達が配って回るんですけど、
穂が出てるんですかね...?。
出水市の全地区で行われてる行事かどうかは分かりませんけど、
ここら辺りでは、子供達がススキを取ってきて、
夕暮れ前に、集落のすべての家庭に届けてまわり、
夜になると、十五夜さんの御供え物を集めて回って、
綱引きのときに、みんなで食べるという行事があります。
御供え物ですから、ボタモチ、サトイモ、
そんな農作物に関連したものが多いんですけど、
リンゴ、梨、柿、栗って果物も供えてあります。
僕が小学生の頃は、中学生の連中が、先に果物をとってしまって、
ボタモチやら、サトイモやら、
そんなのしか回ってこなかったのを覚えてます。
昔は、中学3年生が一番の年長者で、
子供会会長、少年団団長という役をやってて、
十五夜の前日の夕方に、子供達だけで自転車に乗ってススキ採りに行って、
十五夜の夜も、子供達だけでススキを配って、
御供え物を集めて回って、自分達だけで食べて、
その後、肝試し(お墓まで行って、目印を取ってくる。)やったり、
子供達、というか男の子達の行事でした。
今は、子供達がススキを載せた一輪車を押して、配ってるんですけど、
お母さん達が付き添ってたり、
お父さん達が軽トラでススキを運んで、子供達が配って回ったり、
女の子達も一緒に配ってたり、
昔とは、ちょっと違ってます。
それに、御供え物を集めに来るのも早いです。
僕らの頃は、8時過ぎとか、夜になってからでしたけど、
今は、5時、6時頃、ススキを配った30分後とか、とにかく早くて、
夕日が沈む前、お月さんが御供え物を見る前に、
...御供え物を飾る前に集めに来ることもあるので、
御供え物を、子供達に直接渡すこともあります。
お月さんに飾るんだから、お月さんが出てくるような時間帯、
せめて薄暗くなってからじゃないと気分でないと思うんですけど、
明るいうちの方が、子供達が安全なのは分るし、
その後の綱引きの時間も必要なんでしょうけど、
なんだか、こー、十五夜って気分がしませんねー。
僕らの頃は、真っ暗になってから集めに回って、
一輪車に載せたザルに、どんどん入れてましたから、
後からは、ボタモチとサトイモの煮物が混ざったり、
何が入ってんだか分からないくらいになって、食べれない物も多かったですけど、
今は、集められることを意識して、
ラップで分けたり、ビニール袋で分けたりしてありますから、
綱引きのときに、みんな食べられるみたいです。
昔は、ラップで分けたくても、ラップとかビニール袋は、もっと貴重な物で、
あんまり無かったように思います。
単に貧乏だっただけかもしれませんけど。
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