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出荷用の米は、大型機械を持ってる業者さんや大農家さんに依頼して、
稲刈りと脱穀を同時にやってしまうとこが増えてますが、
コンバインで稲刈りした後、こうして掛け干ししてある田圃も、まだまだあります。
ほんとは、掛け干ししたお米が美味しいらしいんですけど、
兼業農家が多いと、主に土日だけの田圃仕事ですから、
全部の田圃の稲を掛け干しする時間が無いのです。
さらに、風で倒れたり、鳥に食べられたり、そんな心配も増えます。
写真の掛け干しは、鳥に食べられないように、網で覆ってあるのです。
今の時期は、土日毎に、田圃の風景が変わります。
今度の土日辺りは、脱穀風景が多いんじゃないかと思います。
幼少の頃、親戚の稲刈りに駆り出されたとき、
脱穀機の周りに落ちた藁くずを燃やすと、
少しだけ混じってた米がポンポンと白くはじけて、
なんだか美味しかったのを覚えてます。
暑くて、首にタオル巻いて仕事してないと、
お風呂入るときに、首筋がチカチカしてました。
この写真撮ってホームページにupした10月18日の夜、
低気圧が通過したのか、かなり強い風吹いて、雨降って、
翌朝には、掛け干しが崩れて、稲束が田圃にたまった雨水に浸かってました。
稲束を水に浸かったままにしておくと、芽が出てきてしまいますから、
掛け干しが崩れた農家は、家族総出で、
朝早くから、稲束を掛け干しの竿からはずして、骨組みを作り直してから、
また稲束を掛け直してました。
稲刈りのときは、わりと軽かった稲束も、
雨に濡れて水分含んでると重たくて、
しかも、雨でぬかるんだ田圃で持ち上げますから、
さらに重たいんです。
大型機械で稲刈りと脱穀を同時にやるのと比べると、
美味しさが違ってて当然ですね。
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