山門ぶどう園便り 2001年7月20日
http://www2.synapse.ne.jp/roshiroshi/
YahooJapanで、「山門ぶどう園」と入力して、検索できます。
実際のインターネット上のホームページには、
商品情報、インターネット通信販売、山門ぶどう園への道案内地図、
出水市周辺の観光紹介、出水市関連のホームページへのリンク、などなど掲載してます。
鹿児島県出水市..ぶどう狩り、産地直売、地方発送
出水市観光協会推薦
山 門 ぶ ど う 園
〒899-0132 鹿児島県出水市下知識町1116番地
TEL 0996-62-1571 FAX 0996-62-4450
E-MAIL roshiroshi@po2.synapse.ne.jp
山門ぶどう園と出水市周辺の観光紹介を掲載してます。
昨年の続きです。花咲いた後について、ホームページの「ぶどう園日記」から抜き出して書きます。
左端の写真は、花咲き終わった直後で、
それから3日間くらいで、真ん中の写真、マッチ棒の先くらいの大きさになります。
その後、種の入ってる粒は、日に日に、目に見えて、卵型に太り、
種の入ってない粒は、真ん丸な小さな粒のまま、あんまり大きくなりません。
種の入ってる粒と、種の入ってない粒の区別がつくようになったら、粒間引きします。
種の入ってない粒は、熟れても美味しくありませんから、最初に、全〜部取り除きます。
2回目に見て回る頃には、種の入ってる粒でも、太り具合が違ってきます。
種の数が少ない粒は、太り難いのです。
太り難い粒は、取り除きます。
一房辺りの粒数が、30粒を超えるときは、越えた数だけ取り除きます。
こんなことを3回くらい繰り返し、徐々に粒数を減らしていきます。
急激に減らすと、いろいろと悪影響でるものですから、徐々に減らします。
粒間引きが終わる頃には、
だんだんと白っぽいような飴色に変わってくる房が増えて、
先端の太い枝に着いた房には、チラホラと、紫色の粒が見え始めます。
全部の房に色が着きはじめたわけではないのですが、
「1本の木の中に、こんだけ色着いたのがあれば、他のも色着き大丈夫!。」ということで、
袋をかけ始めます。
左側の写真の紫色は、鮮やかで、良い色着き具合だと思います。
ぼやけたような色着き具合だと、途中で着色が止まってしまう前兆で、とても心配します。
小、中、大、特大の4種類の大きさの果袋を、エプロンの前ポケットに入れといて、
房の大きに合った果袋を選んで、かけていきます。
収穫時期だけ葡萄を見るお客さん達は、「袋をかけるのが大変ですね。気が遠くなりそう!。」
って言いますけど、粒間引きの作業に比べると、袋かけなんて、楽なもんなんです。
どんだけ房数あろうとも、一房につき、1回だけの作業ですから。
細かいこと言わせてもらえば、この袋のサイズの選択が、なかなか難しい。
このときの粒の大きさが、最終的な粒の大きさってわけじゃなくて、
着色するときに、さらに粒が大きくなり、房型が大きくなるのです。
ですから、袋が小さすぎると、あまりにも粒が圧迫されて潰れてしまって、
周りの粒まで腐れてしまうこともあります。
逆に、袋が大きすぎると、日差しの通りが悪くなります。
それに、房の重さのわりに風の当たる面積が大きくなり、
ちょっと強い風のときは、プラプラ、クルクル回されて、ちぎれ落ちてしまうこともあります。
奇麗な紫色になってる粒のある房だけ、最初に袋をかけてしまいます。
なぜ...?、奇麗な紫色になった粒だけ、鳥達が食べ回ってしまうからです。
1粒全部食べれば、まだ可愛げがあるものを、
あっちの粒こっちの粒と、ちょこっとづつ、かじってるんです。
赤っぽく色着いた粒はかじらずに、奇麗な紫色になった粒だけかじってる。
贅沢な...。
他の鳥は、袋をかけた後は、ほとんど食べに来なくなりますが、
カラスだけは、袋を食い破り、中の葡萄を粒ごと食べて、
皮と種を、そこら辺にペッペってはき捨てて去って行きます。【-_-メ】
ということで、「ピーピーピー」と音発てる鳥脅し機を置いたり、
ロケット花火を打ち上げたりして、追い払ってはいるんですけど、効き目が長続きしません。
他にも、黒ビニール吊るしたり、ラジオ鳴らしたり、テグス(釣り糸)張ったり、
たまにはガス鉄砲鳴らしたり、収穫終了まで戦いは続く、って感じしてます。